DAY0 出発準備

私がオフロードを走り初めて間もない頃、オフ仲間と呼べる友達もそんなにいないころ、たまたま行くことになったのが 「ろしあんず&ツーリングクラブピース合同走行会inF2小湊」だった。ロシアンラリー同窓会の人々とはその後も何度も遊ぶ機会をいただいて、そのうち行くぞとはなんとなく頭の隅で考えてはいたけど、就職して一年目、給料をもらえるようになったのをいいことに、まだまだ貧乏なのにいきおいで申し込んでしまったロシアンラリー。

とりあえず申し込みはしたけど、仕事合間にに国際免許とって、破傷風の予防接種をうけて、健康診断にいって・・・給料はもらえるようになったのはいいが、やっぱり自由な学生だったらな、と思えるようなあわただしい出発前。とくにポンコツマシンを整備する(いや、してもらう)段階はかなりのどたばた。(EQUIPMENTを見てください)

そうしてロシア出発直前になっておくられてきたゼッケン。なんと「#1」。ゼッケンは申し込み順のはず。そんなにはやく申し込んだつもりは無かったけど、今年はそれだけ申し込み人数がすくなかったというこか・・・。 別に速いわけでもないのに#1というのはちょっと恥ずかしく、おまけに「ウィリースタートが当然!(スタートはゼッケン順)」とか言われても出来ないものは出来ないぞ・・・。かなりの方向音痴の私はスタート直後にミスコース、てのも十分ありうるなあ、とちょっと不安でもある。おなじくケンズパワーでバイクをお世話になっているヤエガシ君が #2とつづいているのでパフォーマンスは彼に任せよう・・・。

さて出発の当日。夜が遅めの業界ではたらいているので平日の夜の準備があまりはかどらず、結局徹夜で荷物を準備し明け方寝た。ケンズパワーで夜8時集合ということになっている。そこからレンタルのトラックに乗っていくのだが今回同乗者は、ヤエガシ君のほか、11回連続参加のまっちゃん。いつもは自走だが、レンタカーの料金を割り勘で安くあげるためにひきずりこんだ。ケンズにつくとヤエガシ君がまだどたばたと準備に急がしい。はりぼてXR650製作のため、かけずりまわっている。はりぼてと言っては悪いがほんとにはりぼて。でもかなりの力作だ。一見WR650が出たのか?と勘違いしてしまいそうな外装。RED HONDAに反抗して、ヤマハのゴロワーズブルー一色だ。一体何人の人がすぐ気がつくやら。

結局、出発はのびのびで関越にのったのが12時頃。しかし次の日の朝7時新潟港集合には余裕で間に合うだろう。 新潟手前の黒崎P.A.につくとそこにはすでに何人かのロシア組が集まってきていた。毎年自然とここでリピーターは顔を合わせることになってしまっているらしい。感心なことに自走のお見送り組までいる。リピーターたちの絆の深さはスゴイ。 新潟につくと車検、積み込みとなるが、(いまさらあらためていうこともないが)ずぼらな私のこと、大量の忘れ物が発覚する。(参加証、保険証等々)、おまけにゼッケンをはるのにマップホルダーのステーをはずさなくてはならず、みんなに手伝ってもらって作業していたら結局ビリの方に。もうちょっとちゃきちゃきした人になりたいもんだ・・。

船での同室は#9トモちゃん(アネゴ)。4人部屋なのに旦那、家族といっしょでない女の子が二人のみだったため二人で使わせてもらった。以後、女二人の部屋のはずなのにとんでもない散らかし放題となる・・・。ロシアへつくまではくっちゃねのフォアグラ生活だが、ロシア料理は想像していたより、ずっと豪華だ。普段つくる手間を惜しんで一汁一菜の食事ばかりだから、船の中では実によく食べた。ただオートミールはさすがに残すことが多かったが・・・。まずくはないけど、日本人の口には合いづらいものかも。

そして、寝て、起きたらもうナホトカに着いている。

report next