7/25 東京〜岳温泉

いよいよ出発。荷物点検したり、ちょっと詰め直したり、バイクにくくりつけたりするのに時間がかかって、結局九時出発。そのうち慣れてパッキングもはやくなるだろう。東京の朝は混んでいて車のあとを走りたくないが荷物満載なのでおとなしく走った。いつまでたってもいっこうに車の量はへらない。たまらずウエンディーズで一休み。

国道四号というのは比較的のんびりペースの国道のようだ。70キロメートル/hくらいで走っていてもこわい思いをすることはない。天気は雨がふったりやんだりではっきりせず、かっぱを脱ぐことができない。

いつ頃からだろうか。赤のCB400SFと一緒に走っていた。SFなんだから、ちょっとあくせる開ければ簡単に引き離して行きそうなのに私とおなじ70キロメートル/hくらいで走っている。福島ナンバーで荷物満載、でもキャンプ道具は積んでいない。実家に帰省する学生、って雰囲気だった。あいだにトラックが入ってきたり、すり抜けのペースが違っても、またゆっくりペースに戻して私の前を走るので、私もなんだか抜くに抜けず、まーいいペースメーカーだ、と100キロメートル近くも一緒に走っていた。うーーん、ずっと一緒に走るのも・・・と思い、ペースを変えようとしたところで彼は国道をそれていって、なんだか手を挙げたように見えたので、もう一度そっちを見ると、はっきり手を振ってくれた。私も振りかえした。結局、長い道中、ライダー同士、道連れがほしかったんだなあ、と思った。キャンプ道具満載の私を見て、きっと北海道に行くんだろうと思ったんだろうね。なんかうれしくなった。

今日の宿泊地はどこにしよう・・・途中でかなり雨に降られてしまったし、夜の天気も不安だ。しょっぱなからテントぬらすのはいやなのでちょっとキャンプするのはためらわれる。候補に入れていた、Rちゃんおすすめ、岳の湯に向かった。湯治場っぽい、って聞いていたから、きっと素泊まりの宿があるだろう、との予想通り岳の湯(共同湯)がその宿だった。改装したばかりでとてもきれいだし、のんびりできる、がお風呂はちょっと熱すぎ。でも宿の人は親切で、バイクが雨に濡れてしまうから、と軒先にバイクをとめさせてくれたし、自炊設備もととのっているから、グループでとまりに来るのはたのしそうだなあ。ひとりだとちょっと寂しいが、さすがに疲れたので今日ははやく寝られそう。

走行262キロメートル 岳の湯入浴込み3350円
7/26 岳温泉〜岩手

朝起きたら雨が上がって薄く日が射していたので、やったーと思い、かっぱもブーツカバーもたたんで出発したら、途中でガスって雨が落ちてきた。こんなことなら最初から着てくりゃあよかったと道の駅で引っぱり出す。ガスは山の中だけらしくR115からR4におりると雨も弱まった。あいかわらずライダーは全く見かけないが途中でチャリダー発見。むこうも思いっきり手をふってくれた。こっちも降り返す。はやく仲間がたくさんみつからないかな。

仙台手前20キロメートルくらいでトラブル発生。信号待ちのところでエンジンがすーっと止まってしまった。セルを回したけどかからない。あーあ、と思ってハザードを出し、足でこぎながらまたまた脇へよけようとするが足があんまり届かないくせにそんなことをするものだから、こけてしまった。車もみんなよけちゃうし、みんな冷たいなあ、と思っておこそうともがいていると近所の子なのか自転車の男の子が通りかかったので呼び止めて起こしてもらった。

心配なのはエンジンの方だ。フューエルコックオンでキルスイッチはもともと入らない状態だし、ガソリンは入れたばかり。いちお確認してみる。エンジンオイルもしっかり入ってる。いよいよお手上げでとうとうじぇべる死んじゃったか、途方に暮れる。頼りのMさんに電話して状況を説明。プラグの穴からプラグを抜いて圧縮を確かめて、とのこと。実行してプラグをまた差し直す。と、しばらくするとはじめはぼこぼこいっていたものの、エンジンがかかった。問題をかかえて旅に出ちゃうと(オイル上がりの症状があったから)どうしても、いつおかしくなるんじゃないか、と心配だ。それにアクセルの戻りも悪くなってきている。ハンドルのステッカーをはがさす、ハンドルをつけてしまう、という馬鹿なことをしたつけが今頃回ってきた。あとでなんとかしよう、ととりあえず手首を使って戻すことを意識して運転。小湊で痛めた肩がずっと治らず、長くあげているとしびれているみたいな状態になる。しっぷじゃ効き目ないみたいだなあ。

ようやく。北上に到着。ここでTさんと合流。エンジンストップの原因はTさんによると、プラグキャップかもしれない、とのこと。DRは雨に弱く、よくとまるとのこと。ジェベルに当てはまるのかはわからないが症状はおなじらしい。

走行245キロメートル
7/27 岩手~八戸

おきたら、快晴。暑いくらいだ。濡れたテントの乾きもはやい。

午後、アクセルの戻りが悪い、ってのを見るとやっぱりハンドルにつけっぱなしにしていたステッカーがなかでぐちゃぐちゃになっていた。反省。そのあとは快調。昨日、アクセルの戻りが悪くなる以前からそうとう動きが渋くなっていたんだろうなあ。慣れていって気がつかなかった。

バイク屋さんによって変えプラグを買ってから出発。ちょっとのんびりしすぎたために八戸までは結構焦る。途中で晩御飯を食べる余裕もなくコンビニで弁当をかって船に駆け込んだ。

走行200キロメートル

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