8/2 苫小牧〜五色温泉

今日は中休みだから、だらだら寝ようと7時半くらいまで横になっていた。隣のチャリダーはさっさと撤収したようだ。せっかく温泉に泊めてもらったんだからまずは朝風呂!ひなびた温泉宿という感じでいい雰囲気だった。

今日は一人でも林道を走ろうとはりきっていたのにようやく探し当てた第二縦断林道ってのは通行止め。入り口はいくつかあったが全部ふさがっっているよとゲートボールをしていたおじさんが教えてくれた。えらく遠回りになるが舗装路ばかりになるのがいやなので北五条林道を目指す。

ここは入り口あたり多少入り組んでいる物の、中は本当に地図通りまっすぐ。林道版オロロンラインかなあなんて思いつつ、気持ちよくとばす。(自分にしては)支笏湖あたりにでてきて苔の洞門をみていことしたらGPZのライダーに声をかけられた。中を一緒に見て回った。話してみると家が結構近くで話が弾み、帰ったら写真おくるねーと住所交換した。

国道の脇に河原に沸く温泉、オサル湯があると地図でみていたのでこれは入っておこう、と行ってみる。ZRXのライダーと出会って、とてもあつくて入っていられないですよ、と話をきくが、とりあえず見るだけは見てみようと行ってみた。やっぱり足をつっこんだだけで飛び上がるほどあつい!そんなところへ地元民だというおじさんが、お湯抜いて川の水でうすめてやるから、と登場。気がつかなかったが実は岩の陰に栓がしてあってそこからお湯がぬけるようになっている。そして自前の桶で川の水を なんども往復し、うすめてくれた。おじさんはおすすめの場所情報をいろいろ教えてくれて親切だった。

毎度のことながら温泉に入るとのんびりしてしまうので時間がおしてくる。 早月林道へはいってみたのはいいものの、いけどもいけども終わらないしだれにもあわない。なんか案の定、いきついたのは全然べつのところだった。林道一人ってのはやっぱたいへんだあ(方向音痴だし・・・)まあいいかと当初の目的の五色温泉へ無理してはしることにした。五色温泉のそばのニセコ野営場へついたのはもう7時過ぎで、人気があまりない。静かなキャンプにはいい場所だけど、日が暮れてからたどり着く場所としてはちょっとさみしいかも。

五色温泉は宿の立ち寄り湯を使ったが、かなりあたらしく出来たばかりの施設だったらしい。ほんとはこっちの新しい方ではなく、もうひとつの古くからある宿の湯のほうが有名らしい。お湯が五色に変わるから五色温泉。やっぱ多少古くても温泉らしい雰囲気が味わいたいなあとおもってしまう。

ニセコ野営場・・・500円 走行244キロ
8/4 積丹半島

昨日の晩から雨が降り続いていた。テントの中まで浸水している。グランドシートにたまった雨が そのままテントの方にしみこんだみたい。となりのZZRのおじさんが、 かえってしかない方がよかったよ、というがほんとにその通り。砂地だから雨が地面にしみこむにまかせていればテントの中は乾いたままだったのに・・・。ひとつ学習。

今日は卒業後北海道で働く先輩Hさんとその後輩で友達Iくん、CTC(カントリーツーリングクラブ)仲間で 夜から宴会やろう、と羊蹄山で待ち合わせなので、ぐるっと積丹半島をめぐってもどってくることにした。

ホクレンの旗というと、黄色一色になってしまった(もちろん4色あった時代はしらないのだけど、話をきくとやっぱ4色集めたいなと思う)けれど、積丹岬であった子たちは色の違う旗をさしていた!へーいいなあ〜と見ていたらあげますよ、ということであつかましくもらってきてしまった。ものほしそうだったのかなあ。もっともホクレンのではなくて小樽の警視庁のものだったけど。

ちょっと早めに羊蹄山の半月湖野営場へ到着。ついたら高校生の山岳部らしい学生が結構いてにぎやかだ。ここは登山の拠点に結構利用されているらしい。3人があつまると当然のごとく宴会がはじまったのだか、夜九時くらいに「もう九時だから静かにしてください」と高校生たちがいいにやってきた。それはしょうがないので駐車場へ飲み食いに必要な物だけもっていどうして静かな飲み会にしたはずなんだけど・・・。Hさんは案の定、盛大によっぱらってしまい、後でテントの中で奇声を発していたらしい。高校生はおこされたか・・・?

走行距離244キロ
8/5 羊蹄山〜賀老高原

今日は北海道へ来る前からお約束であったHさんおごりのおいしいすしをくいに神恵内へ向かう。神恵内の勝栄鮨というHさん御達用のお店。私は握りをたのんだら「特上ね}の声にびっくり。ごちそうになります。さすが社会人。客がひっきりなしに来ていてかなりはやっているお店らしく、ほんとに安くておいしい。ここはまた絶対こよう。

お昼の後にツーリングマップルには迷いやすいダート14キロと書いてある島牧の林道へ突入。以前 Hさんが来たときにはすぐぬけたときいたけれどいけどもいけどもどこにもいきつかず・・・。あきらかに路面があれてきて、この辺、絶対誰もとおってないよ・・・という感じになってきた。さすがロードでもレースでばりばり走っていたHさんは、オフに変わっても全然関係ないらしく、アフリカツインのしかもロードタイヤで林道をすいすい走っていく。Iくんも元気いっぱいにかっ飛ばしていく。あきらかに違う道なんだけど・・・。結局、林道を管理する人たちの車に会って、どこも 行き止まりだと聞いた。逆戻りすると走行距約50キロ。さすが北海道は道に迷う単位もでかい。

賀老高原キャンプ場にテントを張ってから島牧漁り火温泉へ入りにいった。ここの露天風呂は目の前が一面海でとても眺めがいい。ここから見る夕日がまたすごく印象的だった。キャンプ場は無料のきれいな芝生のサイトでとてもいいとこだったけどまた夜から土砂降り。一人だったらさっさとテントの中に引っ込めばいいけど3人いるときは・・・。やっぱりこういうときはブルーシートが大活躍。3つ分のテントをつなくタープの下で食事した。

走行距離261キロ
8/6 賀老高原〜静内

朝起きてからすぐドラゴンウォーターを汲みに行こう!という話になった。岩の割れ目のほんのちいさいくぼみにたまっている水が「ドラゴンウォーター」で天然の炭酸水だ。だれが最初にみつけたんだろう?ペットボトルにくんでぐびぐび飲むとちょびっと金属くさい。これで顔をあらうとしゅわーっとした感覚できもちがいい。Hさんとは黒松内でお別れ。社会人はやっぱり休めなくて大変だなあ。

道南から今度は道東方面へ向かうのでその後は大移動となるがずーっと雨にふられ続ける。Iくんは今日はライダーハウスにする、というが、私はこの旅はオールキャンプだ!と貧乏くさい目標にしていたので(鶴の湯という例外はあったけれど)静内のキャンプ場へ向かった。私がついた頃、ちょうど静岡からきたライダーと一緒になり隣でテントをはることにする。キャンプの割には異常に荷物が少なく、自炊道具、工具がないとここまでコンパクトになるのか、という感じ。逆に私の荷物を「多いですね〜」とびっくりしてみていた。このキャンプ場、バーベキュースペースが広く宴会にはむいてそう。またのちにここでCTCのメンバーで集まる予定なので下見になってよかったな。

夜遅い到着ではらへったーとパスタを一人でゆでていると、そのまた隣のテントの二人組がご飯一緒にたべようと誘ってくれた。今日はひとりが料理の腕をふるってくれるらしい。さっきの静岡の子も交えて夜遅くまでよくしゃべってた。

走行314キロ

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