7/29 美深〜稚内

ガキどもが深夜まで騒いでいたせいでなんだかすっきりしない目覚め。夜かなり雨が降ったせいでテントは結構ぬれている。撤収が面倒だ。出発前釣り人ジェベル200のおじさんと少し話をした。走行距離6万キロになるそうだがこまめにO.H,しないとジェベルはすぐこわれるからねえ・・・なんて話が。やっぱりね

今日はまず道北スーパー林道へ、標高が上がるにつれガスってなにも見えなくなる。絶景!のはずの函岳も霧に包まれていたせいでなにも見えず仕方なくパスする。下るにつれはれてきて終点の頃には気持ちの良い牧草地を見つけのーんびり寝転がった。ここはほんとうにのどかで気持ちの良いところだった。風烈布林道の入り口でXRふたりと出会う。そのうちビッグタンクのXRは今年62歳!!オフはたのしいでしょ!と本当にオフ好きそう。九州に立ち寄ったら是非声かけてくださいよと名詞をもらった。こういう出会いってうれしい。

林道を抜けひたすら北上。クッチャロ湖のほとり、観光化されていないクローバーの丘展望台でお昼の休憩。ここは誰も通らず、湖が一望でき、湖を独り占めしているみたいで最高。このまま静かな場所であってほしい。 海沿いを稚内へ向かう道は風圧が強くてかなりしんどいが途中れんげがいっぱいの宗谷丘陵がバックに見える場所を発見。今日はお気に入りの場所がたくさん見つかってラッキーだと思う。こういうところでぼーっとするのは最高の贅沢。 キャンプ場は森林公園キャンプ場だが、とんでもない強風。今にもテントがとばされそうだ。明日の天気はどうなるのやら。

温泉童夢600円 稚内森林公園キャンプ場・・・タダ 走行268キロ
7/30 稚内〜礼文島

今日はいよいよ礼文にわたる。昨夜の強風も収まって天気ももちそう。フェリーに乗って移動というのは旅気分になれて何かわくわくする。 礼文について最初に礼文林道をはしる。あまりの景色の良さに感動して荷物をおいて、その日のうちにまたくることにした。荷物を下ろし、テントをはったあと、身軽になって島巡りをする。昼飯はフェリーふ頭の前の食堂でほっけのちゃんちゃん焼き定食。なまのほっけってこんな味だったのか〜おいしかった。

スコトン岬、スカイ岬とまわることにして走り出す。狭い島だというけど結構 距離がある。原チャリだとちょっとつらいかも。 スコトン岬は絶景だった。目の前にトド島が見えて、海はほんとに真っ青。海岸には黄色い花が(名前はわからないけど)たくさん咲いていた。 ここでまっぱーになって泳いでいるのDT50の旅人がいたのでおもわず写真を撮ってしまった。最北端の海でおよぐ、ってのが目的だったのだろうか。さすがに天気はよくても泳ぐのはさむいと思うのだが・・・。 それからペルーの楽器だという大きな笛を持ってきてふいているライダーがいた。ほんといろんな旅人がいるなあと思う。

もう一度いった礼文林道では礼文の滝をみようという目的があったので、ハイキングコースを歩くことになってしまうが、とてもオフブーツであるくようなところではない。もっとちかいと思っていたがあまかった。 むちゃむちゃ汗だくになり、まず風呂に入りたい・・・とおもったらちかくの銭湯は月曜定休。15キロ先の銭湯まで出張することになった。

晩ご飯に地元のスーパーで買ったほっけのすり身でつみれ汁を作って食べたが、安いのにすっごくおいしい。 これは北海道のスーパーにしかうってないのかなあ。すくなくても自分のうちのちかくではみたことがない。

走行距離70キロ
7/31 礼文〜稚内

毎日移動していたので今日こそゆっくりしようと朝目が覚めても意地でシュラフの中でごろごろしていた。さあすがに日が高くなったので外へでてみるとすごくいい天気だ。毎日明日は雨かも、という予報なのに運がいい。午前中、とりあえずキャンプ場のある公園のなかのハイキングコースを散歩したが、思ったより中は広い。展望台は他のゆうめいどころの岬と違ってほとんど来る人もいないのに、すごく言い眺め。

午後ものんびり林道探検。景色のよい場所を見つけてはバイクを止めて撮影のくりかえし。それにしても礼文島はいたるところにハイキングコースがにょきにょきのびているのでいろいろ探検しようとなると全く時間が足りない。名残惜しいが最終便で稚内へと帰る。島へわたると北海道本土よりさらにのんびりした時間がながれているのでたった一日で帰ってしまうなんて・・・とは思うけれども。

走行距離60キロ
8/1 稚内〜苫小牧

今日は最北端から苫小牧へと大移動の日となる。あまりのんびりも出来ない。オロロンラインをひたすらとばして南下する。北では曇りで荒涼とした 風景だったのが南へ行くに従って風邪がなま暖かくなってくるのが感じられる。

今日の最後のイベントというか見所は北竜のひまわりの里のひまわり畑だ。一面のひまわりに、空もちょうど快晴で真っ青。ほんとに夏らしい風景だ。花がたくさん並んでいるのってなんだかしあわせな気分になる。

このひでTさんは帰るのではすごく名残惜しそうだ。一週間なんてこうしてみるとあっというまにおわってしまう。今日で旅の第一段は終了。苫小牧までTさんを見送って明日から道南方面へ向かう。

鶴の湯温泉のキャンプ場に今晩はテントを張ることにしようと地図で見当をつけていってみたのだが、なかなかみつからない。やっと見つけた、鶴の湯の温泉宿の方でキャンプサイトはどこですか、と聞いたら、ここのおじさんが「どうぞ大広間でやすんでいってください」とのこと。一瞬なんのことかわからず「へ?」と聞き返してしまった。温泉客のための畳の休憩所の大広間を無料でつかってくれというのだ。なんとありがたい!ほかにも夜ころがりこんでくるあわれなライダーがいるのだろうか。屋根も畳もあるところでなられるとは・・・。やっぱい稚内からの一気走りで相当疲れたようなので嬉しい。 しばらくして外を見るとチャリが一台。どうやら私が使っている広間の隣にもチャリダーがひとりいるもよう。ここのおじさん、やっぱり旅人になれているのかも。

走行400キロ

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